「銀座・星野富弘花の詩画展2021」(同開く会主催)が5月8日から東京・中央区の教文館で開催された。会期は24日まで。

詩画作家星野富弘は24歳の時にけがで手足の不自由となったが、口に筆をくわえ、草花の絵画と詩の作品を制作し、各地での展示や画集が好評を博し、人々にいのちの希望を伝えている。

同展示は故郷群馬県みどり市にある富弘記念館30周年記念で記念、詩画集『愛、深き淵より。』(学研プラス)刊行40年を記念した展示となった。開く会代表での渡部満さん(教文館代表)は「人とのかかわりが希薄になり、心身が疲弊するコロナ禍の今だからこそ、星野さんの作品に直に触れる意味がある。初期の1970年代の絵画から2000年代以降の作品まで、星野さんの長い足跡の全体をみることできるまれな展示になった」と話す。

星野さんの作品について「ブレないものを感じる。一時的な気持ちで描いたものではない。毎日の星野さんの生き方を表したものだと思う。実際にお会いすると、星野さんは長くは話せず、吸引や休憩が必要。奥さんが助けている。それは長年続けて来られた。毎日が危機の生活だ。そういう積み重ねから生まれる作品だからこそ伝わる思いがあるのだと思う」と話した。

感染対策として、会場内ではマスク着用、入り口での検温、手指アルコール消毒、人数を一定、場内の定期的なアルコール消毒、換気を実施する。銀座の人通りは平時の半分以下の模様だ。

「信仰の言葉が直接表れているものもある。ぜひ直接作品を見てもらえたら」と勧めた。

会期は5月8日から24日まで。時間は午前11時~午後6時。一般600円、小中学生無料。

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