FCAジャパン主催「スポーツチャプレンセミナー」① 「ニーズはパフォーマンス向上」 競技者の視点で支援するには?

当日スライドから

「スポーツチャプレンセミナー」(一般社団法人FCAジャパン主催、日本国際スポーツパートナーシップ〔JiSP〕共催)が4月29日、Zoomによるオンラインで開催された。テーマは「スポーツチャプレンってなに?~競技者のニーズから働きを考える~」。当日はFCAの紹介に続き、セッション1「競技者ミニストリーについて」、セッション2「スポーツチャプレンってなに?」が開かれた。【中田 朗】
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最初にFCAジャパン代表のウィル・トンプソンさんがFCAについて説明した。「FCAはFELLOWSHIP OF CHRISTIAN ATHLETESの略。1954年、あるアメリカのバスケットボールチームが、アスリートの影響力でイエス様のことを伝えられたらというビジョンが神様から与えられた。以後65年以上経つが、世界100か国以上でFCAが活動している」
ビジョンは「コーチや選手の影響力を通じて、イエス・キリストにより、世界が変えられる様を見る」こと、使命は「すべてのコーチと選手を、イエス・キリストやキリストの教会と共にある成熟した関係へと導く」ことだ。「私たちの持っている価値観は、誠実、奉仕、一致、誠意。戦略としては、この価値観をもってコーチの心、家族への支援を第一に活動し、支援によって築いた関係を通してコーチの同僚やチーム、選手へと展開していく」
また、コーチや選手がキリストを知って成熟するよう「つなげる」「そなえる」「力づける」という三つの方法を通して弟子づくりにつなげる、と語った。
(この後、選手の必要に応える視点が語られます。2021年5月30日号掲載記事