【関西だより】キリストと教会表す夫婦の関係 奈良福音宣教協力会 豊田信行氏が講演

まず自分自身を愛することから

昨春に予定されていながらコロナ禍で見送られた、奈良福音宣教協力会の講演会が5月30日、インターネット配信を併用するかたちで開催された。会場となった同盟基督・生駒めぐみ教会(奈良県生駒市)では、できるかぎりの感染対策をして約40人が集い、配信による参加者とともに学びの時を持った。

この日の講演は、豊田信行氏(ニューライフキリスト教会牧師)による「夫婦となる旅路」。昨春出版された豊田氏の著書のタイトルでもある。同書の内容の中から特に「夫婦が一心同体となるとはどういうことか」が今回のテーマとなった。

豊田氏はまず夫婦の関係について、創世記2章24節を引き、家庭を築くという共同作業に従事し、役割を分担するパートナーとしての側面は不可欠としつつも、それにとどまらず、一心同体となる営みこそが本質であると定義。さらに、互いに配慮を怠らずに協力し合うだけにとどまらず、中心(自我)が重なり合う関係こそが求められるべきだとし、そのような夫婦の関係はキリストと教会の関係を表すものだと述べた。

(この後豊田氏は、夫婦が一心同体となるために必要なものとして「神が引き合わせてくださった確信」「健全な所有者意識」「自己犠牲的な愛」の3点を提示し、説き明かします。2021年7月4日号掲載記事

 

豊田信行著『夫婦となる旅路』は全国の書店で発売中(いのちのことば社刊、2千420円)。また、新刊『イエスの心で祈る「主の祈り」』も7月に発売される(同社刊、千320円)。