信仰と科学は対立するか。『今、よみがえる創世記の世界―進化論と聖書との対話』(小山清孝著 ヨベル 千210円税込、新書判)の著者は、『創造か進化か』(デニス・アレクサンダー著、ヨベル)の訳者で工学博士。本書では同訳書を踏まえつつ、進化論、聖書解釈それぞれの通俗的な誤解を解き、対話を試みる。環境保護の論点では、日本の「多神教的自然観」に対してキリスト教的な観点から論じる。

『宗教と理性をめぐる対話 信仰と懐疑のはざまにて』(ジョン・ヒック著、間瀨啓允監訳、教文館、2千750円税込、四六判)は宗教多元主義で知られる著者と無神論者の対話。神の存在、認識論から、宗教体験と脳科学の議論に発展する。キリスト教保守派から離れ、「超越」は認めても「絶対」は認めない著者の立場に留意しつつ、各論点を考察の題材としたい。
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