写真=石井田氏

アジアのクリスチャンとイスラエルのメシアニック・ジューが参加する「アジア・メシアニック・フォーラム(AMF)2021インド大会」(オンライン、8月30日~9月2日)が開催されるのを前に、プレイベントが8月15日に開催された。「終戦記念日」に開催された同イベントは、イスラエル、アジア、日本の関係を振り返る機会になった。

AMFの始まりと経緯を日本窓口の「シオンとの架け橋」代表の石井田直二氏が、AMF202インド大会の概要を同実行委員長のアンドリュー・イェルチュリ氏が語った。

「AMFが始まる背景には、中田重治以来の90年にわたるイスラエルのための祈りがあった」と石井田氏は言う。毎年招いていたメシアニック・ジューたちから、2009年にアジア規模での大会を開催する提案を受けた。国内外の協力を得て09年に第一回AMFを開催し、韓国、シンガポール、タイの代表が参加した。その後、日本と韓国(11)、シンガポール(13)、フィリピン(15)、台湾(17)、タイ(19)で開催してきた。

エペソ2章15節を引用し、「AMFを続ける中で気づいたことは、イスラエルと異邦人の和解は、アジア諸国との和解につながること」と述べた。「AMF開催地は、それぞれアジア太平洋戦争で日本軍が占領した地域だった。アジアのリーダーの中には家族や親せきを日本軍に殺された人もいた。大会中に和解や祈りの時間をもったり、各国で日本軍の占領の跡を見る機会を設けた。AMF参加者が広島、長崎を訪問することもあった」と振り返った。

AMF21はインド・ゴアで開催する予定だったが、Covid-19感染拡大のためオンライン開催となった。イェルチュリ氏は「インドとアジアでイスラエルについての健全な神学的、聖書的理解が広がるように」と大会の趣旨を語った。インドの深刻なCovid-19感染拡大の状況、インド滞在中のイスラエル人の支援についてなどについても話し、祈りを要請した。

AMF21講師は、ピーター・ツカヒラ(カルメルアセンブリー)、ミカエル・ツィン(チョーズン・ピープル・ミニストリーズ)、ヨセフ・シュラム(ネティブヤ)ほか、イスラエルの賛美チームが奉仕する。

AMF21ホームページ https://messianic.asia/index-j.html

―――――――――――――――――□

★「クリスチャン新聞WEB版」(有料)https://xn--pckuay0l6a7c1910dfvzb.com/csdb/では、1967年創刊号からの週刊「リスチャン新聞」を閲覧、全文検索(1998年以降)できます。
□―――――――――――――――――――――――――□
クリスチャン新聞オンライン
『週刊クリスチャン新聞電子版・有料版』(1ヶ月¥794)
お申込みは↓