東京パラリンピック(以下・東京パラ)開会式前日の8月24日、日本国際スポーツパートナーシップ(JiSP)は「パラリンピック開催1日前オープニング祈祷会 100万時間の祈りで日本を満たせ!」をオンラインで開催。約80人が参加した。

最初にJiSP東京オリ・パラ担当の池田恵賜氏(JECA・本郷台キリスト教会牧師)が祈祷。「あなたのご計画の中で100万時間の祈りに導かれているが、すでに25万時間の祈りが捧げられている。この祈りの先にすばらしい祝福を用意してくださっていることを期待し集っている。どうか御業をなしてください」と祈った。
続いて、パラメダリストの高田晃一さん(ウェスレアン・九十九里みぎわ教会員)が、動画を通して証しをした。高田さんは高校2年生の時、事故で視覚障害になった。その後、本格的に陸上競技を開始。ブラインド選手のパイオニアとして1992年のバルセロナからパラリンピックに参加し、バルセロナでは走り幅跳びで銅メダル、2000年のシドニーでは400mリレーで銀メダル、2008年の北京では走り幅跳び5位入賞を果たした。東京パラでは聖火ランナーに選出された。極真カラテの指導者でもある。

証しをする高田晃一さん(右)

信仰を持ったのは、鍼灸、指圧、マッサージの国家資格を取るため、埼玉県所沢市にある施設に入所した時。日本全国から生徒が集まったが、その中にはいろんな宗教を持った人がおり、高田さんは様々な人たちから宗教に勧誘された。「こんなに宗教があるなら本物があるのでは」と思い、自らキリスト教の門をたたいた。そして、「マレーシアの宣教師の説教を聞いて信じた」という。「本物の宗教を求めていた時にマレーシアの宣教師の方が、『本物があるから偽物も存在する。本物の神様はいつも一緒にいる』と話していた。『これだ』と思った」
「自分の栄光より神の栄光を現わすという思い、また陸上、空手、信仰が合わさっていい音色が出るという感覚でやっている」と高田さん。「パラリンピアンはすでに障害を乗り越えているという時点で強いと思う。東京パラが、良い大会だったと言われるような大会になればと願っている」と語った。
祈祷会では①東京パラ開催により感染拡大しないように、②東京パラ関係者のために、③参加するアスリートのために、④選手と関わるチャプレンのために、⑤祈りの輪が日本、世界に広がるように、⑥日本のリバイバルのために、を覚えて祈りを合わせた。
JiSPでは8月24日から9月5日までの期間中、毎朝午前6時から7時まで、パラリンピック早天祈祷会をオンラインで行っており、パラアスリートや関係者の証しも聞くことができる。申し込みはURL https://forms.gle/kWxrALP6yB9PC44UAから。