インマヌエル那覇教会50年 東風平キリスト教会40年 次世代獲得・育成へ始動

インマヌエル那覇キリスト教会(今井隆司主任牧師、写真上)が創立50周年、島尻郡にあるインマヌエル東風平(こちんだ)キリスト教会(写真下)が創立40周年を迎え、10月10日に記念礼拝が開かれた。半世紀の歩みをスライドショーで振り返り、メッセージはイムマヌエル綜合伝道団国内教会局局長の大兼久芳規牧師が務めた。

那覇キリスト教会は沖縄復帰の前年、1971年に、金城伸子牧師と高野裕子牧師によって開拓された。80年から金城牧師が単独で牧会するようになり、現在の今井牧師は金城牧師のもと、20歳のときに教会で開かれた特別伝道集会で救われたという。現在今井牧師が兼牧している東風平キリスト教会は、1981年に故エドナ・プリンセル宣教師によって開拓された。パワーある女性たちの情熱が、今の宣教活動につながっている。

91年に東風平教会は新会堂を献堂、92年には那覇キリスト教会が献堂して、教会は順調に成長していった。5年前に今井牧師が金城牧師から主任牧師を引き継いだ。

「50年、教会は色々なところを通ってきましたが、今回のコロナウイルス感染拡大は大きな試練でした。やっと現在は三分の二の信徒さんが礼拝に集えるようになりました。やはり教会での礼拝が一番恵まれるという方が多い。みんなが再開を待ち望んでいました」

これから大切なことは次世代獲得と育成だ。これまで教会を支えてきた人々の高齢化が進む。若者伝道や教会学校の活性化は喫緊の課題だ。コロナ禍以前、土曜日に近くの小学校の子どもたちが集うキッズクラブを開いて好評だった。来年は再開したいと、今井牧師。新たな50年に向けて始動する。