2月1日にミャンマーで発生した国軍によるクーデターは、市民による広範な抗議活動、大規模デモに広がり、軍が市民を殺傷する事態に至っている。現地のミャンマー・バプテスト連盟を始めとして、内外のキリスト教界からも抗議声明が続々出された。在日ミャンマー人から上がった祈りの要請に日本の教会も即座に応答し、アジア福音同盟はオンラインによる緊急祈祷集会を開催した。さらに日本では、8月に支援組織「アトゥトゥミャンマー支援」が立ち上げられ、在日、現地のミャンマー人のために、祈りと献金を呼びかけている。

 

人災? 自然災害?

1月7日から秋田、山形、北陸3県など日本海側を中心に大雪が降った。新潟県上越市では48時間の降雪量が観測史上最大を記録した(写真下=高田聖書教会)。7月3日に東海・関東を中心に降った激しい雨は静岡県熱海市で大規模な土石流を発生させ、27人の死者・行方不明者を出した。造成による盛土が流出したことから、人災の可能性が指摘されている(上=熱海走湯山)。

文書伝道の拠点 新たな装いで

昨年キリスト教書店界に大きな変化をもたらしたCLCの解散は、地元の協力により新しい動きも生み出した。3月には京都にカフェとコラボした「CLCからしだね書店&カフェ・トライアングル」(写真上)が、5月には岡山に「Le Livre 街の灯」(写真下)がオープン。9月に沖縄にできた「ライフセンター・ビブロス堂」は160坪の大型店舗になった。

 

アジア教会の潮流

世界の人口の6割が集中するアジアでの、教会協力、神学的考察、未来への展望を議論する宣教会議「アジア2021」が10月にオンラインで開催された。全体で1300人以上、日本からも60人以上が参加した。