宮城、山形、福島の三県の各会場をつないだ日本基督教団東北教区主催の東日本大震災1 1 年記念礼拝が、3月11日オンラインで開かれた。震災が発生した午後2時46分には黙祷を捧げた。

石巻山城町教会牧師の関川祐 一郎さんが、詩編62篇2~9節から「神に希望をかける」と題してメッセージした。震災時、石巻に赴任直前の神学生だったこと、教会でのエピソードなどを振り返り、現在も震災の苦難を抱える人、コロナ禍やウクライナ戦禍にも思いを寄せ、キリストが共にいる希望を語った。

「東北教区 3.11 わたしたちの祈り 2022」が祈られた。震災の苦難を経験し、「忘れたいのに、忘れられない」人々を思いやり、イエス・キリストの愛と復活の希望を語る。

また愛と正義の観点で、「忘れてしまう」弱さを指摘して、不都合な真実を隠ぺいすることを悔い改め、為政者をとりなした。ルカ24章6節から思い出す大切さを強調した。

さらにコロナ禍にも触れ、人々の孤独を思い、先の見えない暗闇の中、「わたしたちの信仰が『あなたの希望』に根ざすものであるように」と祈った。

祈りの内容など、同教区フェイスブックページで共有されている。

 

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