【沖縄】この世のもの駆使して御国を拡大 毎日満員のジョイチャペル 保育園、学童、チャーチスクール展開

うるま市の沖縄バプテスト連盟・ジョイチャペル(大城節子主任牧師)は「カラになる日がない」教会だ。週日子どもから大人まで、大勢の人が会堂を出入りして、近所から「教会って日曜日しか人がいないものだと思っていたら、ここはいつもいっぱいだね」という声が聞こえてくるほどだ。

2018年に小規模認可保育園JOYキッズガーデン兼箇段(かねかだん)が、教会敷地内でスタート。前年には民家を借りて同じく小規模認可保育園JOYキッズガーデン平良川(写真上)を開始している。

19年には教会内でJOYキッズ学童クラブ兼箇段を始めて、現在40人近い子どもたちが放課後や夏休みに集まっている。

昨年4月にキリスト教教育を理念とするジョイチャーチスクールを開校した。現在2人の生徒が学んでいる。フリースクールとして文科省のカリキュラムに加え、創造科学の学びや賜物を伸ばすことを目的としたプロジェクト型学習を行っており、全て聖書を土台としている。

その他、バイブルスタディやダンススクールも好評。ダンスは信徒であるプロのダンサーが、地域の子どもたちを指導している。この教室から芸能プロダクションに入った人もいるという。

こうした活動のすべてを、ジョイチャペルの約200人の信徒が総出で行っている。若い信徒が多く、福音への情熱と使命感が働きの原動力だ。

吉田園長

大城主任牧師 

 

「様々な働きを通して豊かな祝福を頂いている」と語るのは、JOYキッズガーデンの園長を務める吉田志保子さん。信徒の意欲を後押しし、働きを牽引してくれる大城牧師の元、教会が一つとなってそれぞれの働きに協力し合っている。

「この世のものを使って、御国の拡大をしていきたいという思いを、全員で共有しています」

吉田さんは東京で長年保育士をしていた経験を生かして、弟の宮平満さんが副牧師を務める同教会が新たに始めた保育園事業の責任を担うことにした。スタッフは他の教会の人も含め、9割はクリスチャン。この比率は落としたくないという。

「スタッフは子ども伝道に重荷を持っている人たちです。保育士の資格がなくても大丈夫。まず子育て支援の資格を取ってもらって、働きながら保育士の試験を受けて資格を取ってもらいました。現在勉強中の人もいます」

まず資格ありきではなく、意欲を持った人が現場で学びながら資格取得していく。スタッフの将来のための後押しにもなっている。
JOYキッズガーデンではスタッフを募集している。県外からも歓迎。年齢、性別不問。意欲と使命感のある希望者は℡080・3120・7879(吉田園長)、
info02@joykidsgarden.com、電話面接、オンライン面接も可。ジョイチャペル〒904- 2241沖縄県うるま市兼箇段1562番地1