【ANS】3月に、インド中部で一人のクリスチャンが覆面をした男6人に殺害された。彼は毛沢東派のグループから「牧師をやめろ」と警告されていた22人のキリスト教徒のうちの1人だった。複数の情報筋が明らかにした。

ヤラム・シャンカー牧師は、3月17日、インドのチャッティースガル州で殺害された。関係者によると、チャッティースガル州ビジャプール地区のアンガンパリ村にある自宅の外で、3月17日の夜、ヤラム・シャンカー牧師は切りつけられ、射殺された。50代前半だった。

加害者たちは牧師の体に、自分たちが毛沢東主義者であることと、「警察の情報提供者」であるために彼を殺した、とのメモを残しているが、地域のキリスト教指導者と警察はそれが動機であるか疑っていると述べた。
シャンカー牧師の名前は、1月に出された22人の「牧師」を脅迫するリストの2番目だった、とリストに上げられた1人であるサントッシュ・ヤラム氏は言う。彼自身は牧師ではない。

ヤラム氏は、シャンカー牧師の村から約1キロ離れたタンラパリ村におり、11月以来、この地域のキリスト教徒は、自然崇拝を基盤とするゴンド宗教の信者から多くの攻撃にあっていたと言う。

「村人たちはキリスト教徒を追放したので、誰も村の人たちとは社会的なつながりがありません。ゴンド宗教を信じている村人は、キリスト教徒に、信仰を捨て部族の信仰に戻るよう迫りました。キリスト教徒が殴打され、脅迫され、財産が破壊されるという暴力事件が数多くありました」

「ヤラム・シャンカー牧師の死は、彼がキリスト教信仰を否定せず、この地域でキリストを広めた結果です。彼を警察の情報提供者と呼ぶことはでたらめです」

警察当局は、シャンカー氏が情報提供者だったことを否定し、事件の背景は不明としている。