ジャパンデスク

 

ポーランド国内でウクライナからの難民支援活動を行なっているハンガーゼロは、今まで5人のスタッフを現地に派遣してきた。5月には国境近くのプシミシェル人道支援センター(通称テスコ)内に、日本への渡航を希望する人のための相談窓口「ジャパンデスク」を開設した。これは、現地での活動を経て帰国したスタッフの発案で実現した。

「4月にポーランドから日本に戻ってきた時、日本でウクライナ難民支援をするために準備をしてくださっている方々がたくさんいることを知りました。それでポーランドで行き場をなくしているウクライナの人々を日本に繋ぐ橋渡しの役割ができないかと考えました」

相談はハンガーゼロから派遣中の月井サムエルボランティアが対応している。
窓口開設直後から「行きたい」との申し出があり、その後も多くの相談が寄せられている。具体的な渡航手続きは、ワルシャワにある日本大使館でのビザの申請で、ビザが発行されれば、成田への直行便で日本に行くことが可能。日本到着後は、それぞれ受け入れ先の自治体や支援グループからサポートを受けることができる。

ハンガーゼロによると、現在すでに2人が日本に到着しており、さらに現地では8人が手続きのため待機している。【髙橋昌彦】

クリスチャン新聞web版掲載記事)