ロシアによるウクライナ侵攻開始から半年が経過する。超教派の「ウクライナ難民を支援する会」(石川光代表)による支援活動は第三期にまで至った。難民支援は緊急支援から長期の自立生活支援へと移り変わっている。第三回の支援報告会が8月9日にオンラインで開催された。

 

周辺国などで長期自立支援へ

東欧宣教に従事してきた石川秀和牧師(日本同盟基督教団支援牧師)は、8月末までルーマニアに滞在し、日本人7人で現地の宣教団体「カイロス」と協力している。物的支援に加え、霊的支援として、国境付近までウクライナ語のヨハネの福音書やトラクトを運び配布する活動をしている。

共に活動したルーマニア人ボランティアのマグダレーナさんは「石川先生が、先日、『愛と一致』についてメッセージをしてくれた。個人や一つの教会でできないことを、日本やポーランドなど様々な教会とできる。愛の行為によってウクライナ難民が神様の愛を知ることが出来る」と話した。同じくダニエルさんは「すべての民族が言語を超えて、神様の救い、恵みにあずかり、一つとなれることに感謝。イエス様の犠牲によって、私たちは家族になった。イエス様の愛を世界中に伝える必要がある。車いすの提供や修理の支援をしているが、イエス様の愛を具体的に社会の中に表せる働きだ」と語った。

「カイロス」代表のバレンティン・ハリホルチュクさんは「危機の中で、キリストの体とはどういうものか理解できた。自分たちの居心地のよいところから出て、聖書が言っていることを、言葉だけでなく行動に移す機会になった。さらにウクライナの人々が教会で奉仕し、その賛美に励まされた。今回の戦争は、物理的な、見えるところの戦いだけではない。霊の戦いもある」と述べた。

ポーランドに拠点があるインターナショナル・バイブル・ティーチング・ミニストリーのチェスワフ・バサラ氏は、ウクライナ語の伝道文書を印刷し、ヨーロッパ中に送っている。ポーランドでは400万人以上のウクライナ人が避難する。「なぜ神様は戦争をゆるすのか」と題したトラクトを配布した。キャンプに参加したウクライナの子どもが、信仰告白したとも報告した。

モルドバのグローバルシグネットグループのブラガ・ヴラッド氏は2014年以降、ウクライナにかかわる。モルドバへの避難民は少なく、直接ウクライナに入国し支援活動をする。ある教会では戦闘地域に食料、物資、聖書などを送っている。「ソ連時代に無神論を広めるために建てられた施設で、今は福音を伝えている」とも語った。

支援先情報などは同会のホームページからhttps://www.aid4ukraine2022.com/【高橋良知】

クリスチャン新聞web版掲載記事)