増補改訂 中高生に信仰を伝えるために』(川口竜太郎著 いのちのことば社千210円 四六判)は、若者を取り巻くメディア環境や価値観の変化に触れながら、「主が諦める魂は一人もいない」と中高生伝道を励ます。変わらない御言葉を通し、青年期の悩みに寄り添い、世代をこえて共に教会をたて上げる指針を示す。今回増補改訂版は、コロナ禍やSNSの対応が追加された。

 

信仰を育てるカギは、自ら聖書を読む習慣にある。小学生のための聖書がまるごとわかる本』(鈴木崇巨著、いのちのことば社、千980円、A5判)は、聖書のストーリーと解説を小学生が読める漢字や言葉で紹介。旧約、福音書、書簡と学年ごとに段階的に学べる。

 

『チャレンジ! 聖書通読』(鎌野善三著、ヨベル、千100税込 新書判)は、聖書を読む意義を聖書の言葉で説明し、受洗したての人など、初めて聖書通読に挑戦する人を励ます。著者自身の半生を振り返りながら、どのように聖書の読み方を深めたか紹介。通読のみならず、聖書とともに生きる生活を勧める。

 

まっさらに聖書は読めない。読み手の思想、生活が解釈に影響を与える。『聖書を考える』(P・リクール著、A・ラコック著、久米博・日髙貴士耶訳、5千940円税込、教文館、A5判)は聖書解釈の思想史的影響に注意を払い、釈義家と現代哲学者が共同で聖書を読んだ。創世記、出エジプト記、エゼキエル書、詩篇、雅歌などを、解釈史を参照しながら、考察。最終的に雅歌に見られる「愛の交差」の光で聖書全体をみわたす共同作業になっている。

 

死海からは、現在の聖書にあたる文書のほかに、様々な文書が見つかっている。『精選 死海文書』(村岡崇光訳、3千80円、教文館、四六判)では、想像力をふくらませた聖書物語とも言うべき『創世記外典』、聖書の適用を試みた『ハバクク書注解』信仰告白、行動規範を表わしている『共同体の規約』を紹介。世界的なヘブライ語、アラム語学者が編訳。当時の人々の信仰の生き様や感性も伝わる。

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