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D6ファミリーカンファレンス⑤ 家族のコミュニケーションと赦し 時間を割き、共に祈り 日々互いに赦し続ける

takahashi_ma 2022年11月1日 D6ファミリーカンファレンス⑤ 家族のコミュニケーションと赦し 時間を割き、共に祈り 日々互いに赦し続ける2022-11-01T10:00:54+09:00 ニュース

アジア福音同盟女性委員会・子ども委員会主催による「D6ファミリーカンファレンス」が6月9日から開催され、基調講演とともに多くのセッション、ワークショップ(WS)が行われた。その内容を連載で紹介する。第5回は、ビジャイシュ・ラル牧師による「家族のコミュニケーションとゆるし」。夫婦が互いに赦しのうちに歩む必要を語る。

前回まで

☆「D6ファミリーカンファレンス」アジアで 申命記6章に基づき次世代育成 教会と家庭で 2022年06月26日号

☆教会と家族の間に橋をかける 子どもの信仰形成 教会任せにしない D6① 2022年07月10日号

☆愛と尊敬 夫婦の違いを受け入れともに神の栄光を現す D6② 2022年07月17日号

☆教会から離れる子どもたち 彼らの疑問を共に考え真理を目指し寄り添う D6③ 2022年07月31日号

☆家族の健康回復と弟子訓練 分かち合い、神に聞き揺るがない弟子を生む D6④ 2022年08月07日号

◇  ◆  ◇
現在は、家族という制度が問われ、疑問視されている。ストレスの増す家族には、さらに人間関係の負担、精神的健康の悪化などさまざまな負荷がかかり、中でもコミュニケーションの問題は、結婚生活の破綻の最大の原因の一つとなっている。その欠如や不足により何が起こるのか。夫婦や家族の心が離れていく。間違った思い込みや憶測が入り込む。親密さが損なわれ、結婚生活が停滞する。相手が何を考えているのか理解できず、妥協も難しくなる 。生じた隙間を埋めるために他人が入り込み、それが不倫につながる。夫婦の間で起こりがちなのは、相手の話を聞かない、すぐに自分の回答を準備し、自分の主張ばかりをする。声を荒げる。「あなたはいつもこうなのだ!」という誇張や一般化。非難のし合い、相手の立場を理解しない。過去のことを蒸し返す。相手を傷つけるような言葉を使う。
どうすればより良いコミュニケーションが取れるのか。相手のためにあえて時間を割き、共に祈ること。生活に必要なことだけでなく、深い話をすること。聞く力を身に付ける具体的な方法としては、携帯電話を遠ざけ、相手に答えを急がせない。会話そのものを楽しみ、性急に解決を求めず、口にする言葉を考え、正直であること。本当に伝えたいことを相手に伝え、自分の答えに相手を誘導しないこと。口調や身振りにも気をつける。過去に受けた傷を現在の問題に持ち込まない。そして、何よりも大事なのは相手を赦すことだ。
特にキリスト者にとって、赦しとは何かをもう一度確認する必要がある。赦しとは感情ではなく、忘れることではなく、和解でもない。悪気が無かったのだからと、事実を無いことにすることでもない。寛容になることでも、法律的な責任を問わないことでもない。赦すことはしばしば不公平で正しくないように感じるものだ。赦しは不自然である。「相手が反省していないのに、なぜ赦さないといけないのか?」「なぜ私が先に相手を赦さなければならないのか?」。私たちがよく口にする言い訳である。しかし、私たちは赦さなければならないのだ。
なぜなら、まず神が私たちを赦してくださったのだから。赦しは何よりも信仰の行為である。それは、神が正義の裁き主であることを信頼するがゆえである(詩篇103・3)。また、赦すことによって、私たち自身も赦されるからである(マタイ6・14~15)。赦しだけが癒やしと回復をもたらす。非難、復讐、暴力の連鎖を止めるのは赦しである。赦さないことによる苦しみの悪循環から自分自身を解放することにもなる。
私たちは、日々互いに赦しを求める必要がある。赦しを乞われれば、主の赦しを思い起こし、そして赦しが主からの命令であることを思い出さなければならない。それは決して一度だけの行為ではない。赦すことを選び、神の癒やしと知恵を求めて祈り、自己憐憫にふけることなく、自分の足りなさ、弱さを常に思い出す。赦しは契約である。行動で赦しを示していこう。私たちは互いに赦し続けなければならないのである。(つづく)

(クリスチャン新聞web版掲載記事)

『D6 教会と家庭をつなぐ次世代育成ミニストリー』 ロン・ハンター著 岩上真歩子訳 いのちのことば社 1,430円(税込) 11月発売予定
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