「信教の自由を守る日」 各地で2・11集会開催
戦前の「紀元節」と同日である2月11日に定められた「建国記念の日」を、「信教の自由を守る日」として、その前後を含め各地で2・11集会が開催された。
日本同盟基督教団は11日当日、「教会と国家」委員会・青年部共催による「信教の自由セミナー」を開催した。集会では、招待キリスト教会の青年を中心としたワーシップチームが賛美を導き、2019年に行われた「韓国スタディツアー」参加者が韓国の青年との交わりを証しした。
講演では、国立キリスト教会牧師の小川真氏が「アジアの兄弟姉妹との交わりから学ぶこと~教会の歴史を振り返って~」の題で、戦前戦中のキリスト教会の歩みをふまえ、教会のこれからを考えた。
午後の集会に先立ち、午前中には青年向けオプションとして「中華街へ行こう!」ツアーを開催。約30人が参加して、横浜に残る史跡、歴史的建造物を見学後、中華街で昼食の交わりを楽しんでから集会に参加した。
日本福音キリスト教会連合では12日、関東四地区信教の自由委員会主催によるオンライン集会「信教の自由を覚える集い」を開催した。
講師は、日本同盟基督教団苫小牧教会牧師の水草修二氏。「聖書眼鏡で『国』を見る」を講演題にローマ人への手紙13章1-7節から語った。「国家」ではなく「俗権」という言葉を用いて、それが「神のしもべ」とも「悪魔の手先」ともなること、申命記17章から、「王」に対する軍備拡大の警戒と棄民政策の禁止、ローマ帝国と属州の関係同様、日本の政治体制、政策が米国の「要望」のもとに進められてきたことを指摘。クリスチャンが、預言者、祭司、王として国と向き合うことを説いた。
各集会の様子は紙面で。