10月1日号1面:東海で第七回日本伝道会議
「おわり」から「はじめる」 宣教協力を各地で
第七回日本伝道会議(JCE7)が9月19日から22日まで、岐阜県岐阜市の長良川国際会議場で開かれた。全体テーマ〝「おわり」から「はじめる」宣教協力〟のもと、三つのセッションでのメッセージとパネルディスカッション、14のプロジェクトほか多様な分科会(AGT=アクション・グループ・タイム)が開かれた。集会を通して、AGTを基にしたスモールグループでの対話の時間が設けられ、受け身ではない参加の工夫がされた。最終日には、全体で宣言文「おわりからはじめる私たちの祈り」を読み上げた。
初日「Welcomeタイム」では東海にまつわるムービーやクイズを展開。岐阜市長も挨拶した。東海牧師バンドが賛美を導いた。
メインセッション1「日本の宣教の現状」では『第7回日本伝道会議 宣教ガイド2023 「おわり」から「はじめる」宣教協力』(いのちのことば社)に基づき、解説した。
説教は「さあ、ここからもう一度」と題してマタイ9章35節〜10章1節から、山本陽一郎さん(同盟基督・多治見中央キリスト教会牧師)が語った。コロナ禍などで疲弊した人々、教会の現状も踏まえつつ、イエス・キリストの働きを共に継承するという宣教の本質を示した。
『宣教ガイド』に触れて、「多くの重要な提言が出されるが、本当の課題は皆さんとの議論によってあぶりだされる。厳しい状況の中、私たちはどうすればよいか。イエスは「祈りなさい」と言われる。まずは主に祈り、いろいろとやってみよう。神の国のインフルエンサーとならせていただこう。イエスが弟子たちに教えたように、大胆かつ細心の注意を払って、積極的な工夫をしよう」と勧めた。
「イエスは、おわりの時まで私たちを見捨てない」と希望を語り、応答の賛美として、山本さん作曲の「夢見人(ドリーマー)」を導いた。
【高橋良知】
(2023年10月01日号 01面掲載記事)