左から高橋さん、知念さん、新城さん

 

辺野古基地建設の地盤改良工事について国と、工事承認拒否をしてきた沖縄県との争いが続く。すでに「台湾有事」を理由に、沖縄諸島の「軍事化」が進んでいる。一方「“押しつけ”は今だけの問題ではない」と沖縄の論者たちは言う。

「沖縄の基地を引き取る会・首都圏ネットワーク」は10月7日、公開集会「深まる沖縄・日本の危機―今、改めて引き取りを問う―」(「沖縄に応答する会@福島」と共催)を東京・新宿区の早稲田奉仕園で開催した。哲学者の高橋哲哉さん(東京大学名誉教授)が司会した。

「基地引き取り論」の論者、知念ウシさん(むぬかちゃー[著述家])と新城肇さん((株)Wellspring Company取締役)が歴史経緯に着目して語った。

新城さんは大学進学で上京し、経験した「日の丸・君が代」などをめぐるアイデンティティーの問題、琉球王国成立から「祖国復帰」を家族史と重ねてたどり、現在まで続く基地負担の実際を語った。

知念さんも、家族史を振り返ったのち、基地を押し付ける側(本土)と、押し付けられる側(沖縄)の間の構造的悪を指摘。映画化や教育界などで注目され、顕彰運動がおきている、沖縄戦下の島田叡知事について、「沖縄戦、戦後史のとらえ方を逆転させる」と警戒した。

詳細は紙面で

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