【回顧と展望】内外で自然災害多発
地震、山火事、豪雨…教会でも防災意識
在外日本語教会も被災地支援への窓口に
今年も国内外で災害が多発した。2月のトルコ東南部大地震発生では、各キリスト教支援団体が対応。ワールド・ビジョン(WV)はシリア対応事務所を中心に、オペレーション・ブレッシング(ОB)は災害支援チームを派遣しトルコ南部ハタイ県で、ハンガーゼロはスタッフを派遣し、韓国飢餓対策機構を通じて緊急支援を行った。
保守バプテスト同盟の海外部門「CBジャパン」は、筝(こと)奏者でトルコ在住の末冨敦子さんらが所属するイスタンブールJCFを通じ、トルコバプテスト教団に支援金を送る活動を開始。末冨さんらは被災地のトルコ南部も視察。6、7月には日本で筝とハープによるチャリティーコンサートを開いた。
8月のマウイ島山火事では、ОBがユース・ウィズ・ア・ミッションと連携し支援。10月のアフガニスタン西部地震ではCWS Japanが緊急支援した。
国内では、7月10日に発生した九州北部豪雨災害には九州キリスト災害支援センターが対応。直後の15日の秋田市の大雨では、秋田中央キリスト教会の牧師館・会堂が床上浸水、秋田楢山教会の牧師館・会堂が床下浸水。前者はОBジャパンやクラッシュ・ジャパンのスタッフら、後者は日本基督教団奥羽教区の関係者が対応した。教会防災ネットワークのフェスタ等も各地で行われた。
(2023年12月24・31日号 06面掲載記事)