奥多摩福音の家 コロナ禍明け感謝デー開催
働きの継続も雇用も守られ
4月20日、奥多摩福音の家(東京都西多摩郡奥多摩町、以下福音の家)で「ОFI感謝デー」が開催された。コロナ禍で世界中の人々が打撃を受け、福音の家も一時は閉鎖も考えるほどであったが、主の恵みと多くの教会や個人からの熱い祈りと献金によって支えられ、働きも雇用も守ることができた。
感謝デー当日は朝から初夏を思わせる快晴で少し汗ばむほど。奉仕者含め120人強が参加して、午前11時、礼拝をもって半日のプログラムが始まった。礼拝では原田帆海路(ぱうろ)牧師(JECA・岩井キリスト教会)が申命記31・7~8から「主がともにいるから」と題してメッセージを語られた。
次いで大高伊作運営委員長から報告があり、それを受けて佐藤将司牧師(保守バプ・福島第一聖書バプテスト教会)、松本有美子姉(JECA・かもい聖書教会)、トーマス・ベック宣教師(リーベンゼラ日本宣教団)により祈りが捧げられた。その後、参加者は数人ずつのグループに分かれ、感謝とともに次のような課題についても祈りを捧げた。①長年キッチンを支えてきたスタッフの退任を控えて新しいキッチンスタッフを求めている。②主催キャンプや施設運営のため大切な役割を担っているカウンセラーやワーカー等の奉仕者確保と継承のために。③利用者数は回復傾向にあるが、老朽化した施設設備等の問題もあり、経営が支えられるように。
昼食には定番メニューのカレーが供された。昼食の後、参加者はそれぞれ六つの自由プログラムに参加して交わりを深めた。バックヤードツアー、ワーカー体験、ボードゲーム、ビデオ鑑賞の他に、この日は、東日本大震災時、福音の家に滞在された福島第一聖書バプテスト教会の皆さんが参加され、交流の時が設けられた。
クロージングは児玉智継ディレクター代行の進行で、ドイツ在住の元ディレクター、オッケルト宣教師とへーゲレ宣教師から寄せられたビデオメッセージを視聴し、大きな感謝と喜びの内にОFI感謝デーを終えることができた。(レポート・中山信児=ОFI感謝デー準備委員)