貧困家庭の親子を支援 NPO法人「だいじょうぶ」代表 畠山由美さん
「どの子にも持って生まれた使命がある。神様が創られたように生きてほしい」。畠山由美さん(大沢バイブルチャーチ会員)は、貧困世帯の親子を支援するNPO法人「だいじょうぶ」(栃木・日光市)の代表を務める。「ゴミ屋敷に子どもがいる」。行政の要請で駆け付けると、害虫が発生した室内に糞尿まみれの幼児たち。母親も親から放置されて育ち、ゴミの捨て方が分からない。「だいじょうぶ」ではゴミ掃除から、子どもたちの一時預かり、食事、洗濯、学習を支援。母親には生活全般の習熟を支援し、学びと自助グループによる回復プログラムも提供する。スタッフ総勢16人で市内9個所5種類の支援を行い、100人以上をケアするが、畠山さんは「子どもたちの暮らしと心を守りたいという神様の愛を感じる。祈れることが大きい。困ったときはクリスチャンじゃなくても、スタッフみんなで祈って、無い知恵も与えられる」と自然体だ。【中田有紀】