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14日の熊本地震災害発生から2週間が経過した熊本を訪ねた。

物流や町の機能は回復しつつあるが、被災家屋は2万7千を超え、いまだ数多くの避難者がおり、復旧の遅れる学校、施設もある。
ブルーシートがかかった家屋、ゆがんだり傾いて立入禁止となっている建物も所々目立ったが、営業再開している店やビルもあり、通勤、通学の人々が行き来していた。

学校では、職員らも自宅被災し、避難を続けながら疲労が溜まっている様子だった。

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熊本市の九州学院中高は、校舎の半分が使用不能。損傷のため建て直しが見込まれる校舎もある。耐震工事用に建設されていた仮設校舎も利用し、連休明けに授業を再開する予定。26日は震災後初めて全校生徒を集め、今後について説明した。
大会を控え、危険に配慮しながら一部の部活動などが開始している。

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九州学院の向かいにあるキリスト教書店ハレルヤは、外壁に損傷があったが、営業は再開している。
日本福音ルーテル大江教会では、東北支援の経験のある立野泰博牧師は積極的に各地を支援。会堂を開放してくつろげるカフェスペースにしている。

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九州ルーテル学院では、中高の校舎で、天井崩落などの被害。大学の講師用棟や各所で損傷被害があった。学生の中にはボランティアに励み感謝の声が寄せられているという。

明治初期のキリスト教をリードした「熊本バンド」ゆかりのジェーンズ邸は、跡形もなく倒壊し、ブルーシートが敷地をはみ出るほどに覆っていた。

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