作者アーカイブ: tohyama_s - ページ 40

レビュー

映画「サウルの息子」--人間としての尊厳を生き抜いたサウルの2日間

ゾンダーコンマンドに選別されたサウル。死と隣り合わせの状況で自らが生き抜く目的を見いだした… (C)2015 Laokoon Filmgroup ナチス・ドイツがポーランド侵攻後、ユダヤ人やシンティ・…
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インタビュー

インタビュー:齊藤潤一プロデューサー(映画「ふたりの死刑囚」)--司法の闇を衝くドキュメンタリー

「誤った裁判を闇に葬らせたくない」と語る齊藤潤一プロデューサー 1961年(昭和36)に、村の懇親会でぶどう酒を飲み5人の女性が死亡した三重県「名張ぶどう酒事件」の奥西勝死刑囚(享年89歳)。66年(…
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レビュー

映画「最愛の子」--“子どもを持ちたい、育てたい”親子問題から中国社会の歪み描く

連れ去れたわが子を懸命に探すティエン (C)2014 We Pictures Ltd. 79年より“一人っ子”政策を実施してきた中国だが、今年1月1日以降に生まれた子どもは、2人目であっても全員が“合…
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レビュー

映画「ふたりの死刑囚 再審への扉--。いまだ、開かれず」--司法の闇を衝くドキュメンタリー

医療刑務所の内部。無罪を叫び続けた奥西死刑囚もやせ細った手首に手錠をかけられ横たわっていたという。  (C)東海テレビ放送 1961年(昭和36)、三重県で起きた「名張毒ぶどう酒事件」。名張市葛尾の小…
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レビュー

映画「ヤクザと憲法」--ヤクザを基本的人権の視点で見つめたドキュメンタリー

(c)東海テレビ放送 暴力団員による不当な行為の防止等に関する法律(暴力団対策法)が1992年(平成4)に施行されてから20年余。都道府県公安委員会によって「指定暴力団」とされたヤクザ組織の事務所の設…
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レビュー

映画「広河隆一 人間の戦場」--歴史から消されゆく事実を記録する職域を超えさせる人間というアインデンティティ

(C)2015 aureo 講談社時代の仲間と2004年に再刊した報道写真誌「DAYS JAPAN」編集長を2015年今春に退任し、持病を押していまも発行者兼フリーランスのフォトジャーナリストとして取…
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レビュー

映画「ヴィオレット ある作家の肖像」--フランス“文学界のゴッホ”と評された激情の半生描く

(c)TS PRODUCTIONS - 2013 第2次大戦終結から間のない1949年にシモーヌ・ド・ボーヴォワールが著した『第二の性』は、今日のジェンダーに対する根本的理解への示唆を与えた思想といえ…
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レビュー

映画「ひつじ村の兄弟」--40年間不仲な羊飼いの老兄弟が和解へと導かれた悲惨な出来事

(C) 2015 Netop Films, Hark Kvikmyndagerd, Profile Pictures アイスランドは、人口25万人に対し100万頭ともいわれるひつじ大国。40年間不仲の…
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