日朝関係から問う「明治150年」連続講座をアリランセンターで 第1回国体・富国強兵論の深淵を探る
明治150年にあたる今年、明治期の歴史を再評価しようとする事業が推進されている。
一方で、アジア侵略戦争や植民地支配軽視への懸念も指摘される。
韓国・朝鮮の図書館、文化センター・アリラン(東京・新宿区では、2017年度連続講演会 日朝関係から問う「明治150年」を開催した。
第1回が4月15日は、「帝国日本の国是となった国体・富国強兵論の深淵を探る一会沢正志斎・横井小楠・吉田松陰の思想から一」と題して、須田努氏(明治大学教授)が講演した。
連続講座は全8回、各回午後2時~4時30分 会費1,000円。
第2回5月20日「戦後日本の象徴天皇制を問う」伊藤晃(日本近代史研究者)
第3回6月17日「『自由民権と朝鮮(福澤諭吉・田中正造を中心に)』〜日本近代社会における朝鮮認識の特質〜」中嶋久人(小金井市史編さん委員)
第4回7月15日「朝鮮知識人の視た明治日本」伊藤俊介(福島大学教員)
第5回9月16日「朝鮮社会から見た伊藤博文」小川原宏幸(同志社大学教員)
第6回10月14日「日本民衆による朝鮮人虐殺を考える」藤野裕子(東京女子大学教員)
第7回11月25日「19世紀の蝦夷地・琉球と植民地主義」檜皮瑞樹(東京経済大学資料室嘱託)
第8回1月21日「朝鮮植民地支配と天皇制」加藤圭木(一橋大学教員)
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