保育園「落下物」から1年 保護者ら政府交渉と報告
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昨年の12月7日、沖縄県宜野湾市にある沖縄バプテスト連盟普天間バプテスト教会附属緑ヶ丘保育園で起きた「落下物」事件から1年が経過した。
米軍用機から落下したとみられる部品は、米軍が使用する部品であると確認され、目撃証言などがあるものの、米軍、政府は軍用機からの落下を認めない状態が続いてきた。
また日米で合意しているルートを外れて、保育園上空を米軍機が飛行する状態が続いている。
園長、保護者らが、上京し、政府へ要請行動を実施し、報告会を開いた。神谷武宏園長や保護者、議員などが調査方法や現状報告を求めたが警察庁、防衛省、外務省などの担当者からは「調査中」、「特定できない」「ここでは約束できません」「上司と相談」などの答弁が繰り返された。担当者は現場状況やオスプレイの飛行方法を知らないなどの状況も露わになった。
保護者たちからは、「一年なにをしていたのか」「命に関わる問題と分かってほしい」という声がもれた。
同保育園の父母会の活動から「チーム緑ヶ丘1207」が結成され嘆願活動を続けている。要望は事故の原因究明、および再発防止、原因究明までの飛行禁止、普天間基地に離発着する米軍ヘリの保育園上空への飛行禁止。
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