神奈川県横浜市神奈川区にあるJECA・横浜キリスト福音教会(中上〔ちゅうじょう〕勝雄牧師)は昨年、1994年に建てられたチャペルの大幅なリフォームを半年かけて行った。
 改修部分は、狭くなったフェローシップホールを広げるため建物の一部である牧師館の壁の部分を取り払いスペースを広げたこと、代わりに敷地内に牧師館を新たに増築したこと、礼拝堂の床を張り替えたことなどだ。設計はシオンヒル設計事務所、現場での施工と監理は冨士土地株式会社が担当した。
 チャペルのリフォームは2011年から準備を始めていたと中上牧師は語る。「10年にエレベーター設置やトイレの改修工事、外壁の塗装を行った。工事を振り返り意見交換をしている中で、もっとこうしたかった、はこうしようという声が出て来た。それでは次の目標を立てましょうということで、借り入れ金の返済をしながらも翌年からみんなでアイデアを出し合った。2、3年で返済を終えた後は、お金を積み立てながら案を少しずつ練っていった。そうやって準備をしてきたのです」
 設計はシオンヒル設計事務所の阪本益弘氏(一級建築士)に依頼した。「これからは新築よりも既存の建物をリフォームして使っていくというのが大きなテーマ。すでに他教会で既存の建物をリフォームしチャペルにする仕事をしていた。実績もあり、クリスチャンで教会のことも分かっているのでお願いした」と言う。(2月17日号で詳細)