東海キリスト者災害ネット(Tokai Christian Disaster Network〔TCDN〕)=松浦剛代表)は、東海地域の超教派団体、宣教団体、各教団・教会の災害に向けたネットワーク構築、その他全国災害支援団体との協力、ネットワークを目的に、昨年6月11日に発足。今年から具体的な活動が始まっている。
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 東海地区ではこれまで、福音派、日本基督教団、ペンテコステ系の教会が別個で地震発生時の対応を行って来た。
 東海福音フェローシップ(TEF)参加の福音派諸教会には地震委員会があり、キリスト教支援団体「ハンガーゼロ」と共に被災地にボランティア派遣などの活動を行って来た。日本基督教団愛知西地区には、地震が発生する日に向け対処する災害対策委員会が備えられている。また伊勢湾台風(1959年)の被災に対する全国のキリスト者による救援活動を契機に設立された社会福祉法人名古屋キリスト教社会館がある。ペンテコステ系教会では災害時対応の救援活動の志があり、災害発生時には迅速な対応を行って来た。
 だが、3者が互いに情報交換をし、共に救援活動をすることはなかった。そこで、3者が地震発生時に情報を共有し、臨機応変に連携して救援活動をするためのネットワークとして立ち上がったのがTCDNだ。(2月17日号で詳細)