第四回ローザンヌ世界宣教会議(9月)の集会内容を紹介する。

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三位一体に導かれる平和で公正な宣教 第四回 ローザンヌ世界宣教会議より⑤

会議3日目夜は、1974年に始まったローザンヌ運動50周年を記念する集会。多世代の座談会、様々な映像、多国籍な音楽、ダンス、風船などで祝祭的な雰囲気が演出された。

前半の座談会では、エジプトのラメズ・アタラさん、フィリピンのイアン・デ・オカンポさん、ナイジェリアからグレイトフル・イティオウェさん、米国のブレア・カールソンさん、パキスタンの経営者、マリア・カーマンさんが語った。

アタラさんは、第一回の世界宣教会議で「世界の献身的な指導者の人生と行動に感銘を受けた」と話した。

オカンポさんは、2016年YLG(若手リーダー大会)に参加し、「宣教は生活、社会のあらゆる分野で起きている」と気づき、コーヒー店を起業した。

イティオウェさんもYLGをきっかけに、非営利団体を設立。ローザンヌ運動の奨学金プログラムである「YLGen教育プログラム」を受けた。今ではローザンヌ運動の若い世代を支えている。

カールソンさんは第一回世界宣教会議をきっかけにビリー・グラハム伝道協会に従事してきた。「ローザンヌ運動は、一致して集まり、互いの声、特に神の声に耳を傾けるための神聖な空間と時間を提供した」と話した。

19年のグローバル・ワークプレイス・フォーラムに参加したカーマンさんは、パキスタン初のマーケットプレイス教会を立ち上げると発表した。

後半の座談会では、前ローザンヌ運動総裁のダグ・バーゼルさん、ブラジルの神学者ヴァルディール・ストゥールナーゲルさん、困難な子どもたちの支援に従事してきたフィリピンのメンシット・ウォンさん、世界福音同盟で教会協力を担当する南アフリカのエスメ・バウワーズさんが語った。

ストゥールナーゲルさんは、ヨハネの福音書の「大宣教命令」(ヨハネ20・19~23)に注目、、、、、

2024年12月01日号 03面掲載記事)