亀井玲司さんは、日本でも数少ないフリーのトロンボーン奏者。「Grace Sound Production 亀井玲司音楽事務所」(神戸市兵庫区)を拠点に、ソロ演奏はもちろん金管アンサンブルのメンバーとして、また、東にクラシックコンサートのエキストラが必要と聞けば駆け付け、西にジャズバンドの助っ人がほしいと言われればスイングし、海外も含めて年間120日以上はコンサートを重ねている。その間生徒の指導もする。
トロンボーン歴は40年、プロデビューして35年。17歳の時から学校に内緒で地域のイベントなどに出演し、ギャラをもらっていたのだ。音楽事務所を開いてから、昨年で25周年を迎えた。節目の年、多忙な日々が続く。
クリスチャンの音楽アンサンブル「ユーオーディア」のメンバーでもあり、関西の中心メンバーとして、5月25日にはナザレン・大阪桃谷教会で午後2時から、7年ぶりの関西公演を開く。自身の集う日本イエス・神戸中央教会の吹奏楽団「アンサンブル・シオン」のファーストトロンボーンも担う。6月23日には教会で午後2時から開かれる定期演奏会が待っている。特に6月はジャズコンサートが続き、初頭にはコンクールにも参加。コンクールと言えば、若い頃はよく出場し、常に上位にランクインしていた。トロンボーンフェスティバル優勝者でもある。(5月19日号で関連記事)