「クリスチャンから生まれたスポーツだった!」 発祥物語をミュージカルで 開催期間中に「ラグビーものがたり」

 ラグビーワールドカップの優勝トロフィーの名前は「ウェブ・エリス・カップ」。ラグビーの起源とされる人物ウィリアム・ウェブ・エリスから取った名称だ。「1823年、イングランドの有名なパブリックスクールのラグビー校でフットボールの試合中、ウィリアム・ウェッブ・エリスがボールを抱えたまま相手のゴール目指して走り出した」という証言が残っており、これがラグビーの起源だとされている。
エリスはクリスチャンで、ラグビー校はクリスチャンスクールだった。在学中は優秀な生徒、優秀なクリケット選手だったとされている。ラグビー校を卒業後は18歳でオックスフォード大学に進学し、後に牧師となった。肖像画=写真左=は、クリミア戦争でのイギリス軍への神の加護を祈る説教の要約とその説教を行った時のもので、21人の司祭の肖像画の一人がエリスだった。
兵庫県川辺郡にあるグッド・サマリタン・チャーチのチャーチスクール「光の子どもインターナショナルクリスチャンスクール」では、ラグビーワールドカップ開催中、このラグビーが生まれたエリスの物語をミュージカルにした「キッズミュージカル ラグビーものがたり」を上演するために、日夜、練習を積んでいる。物語の内容は以下の通り
─19世紀のイギリス。ラグビーという町にあるラグビー高校で、ボールを手に取り、走り出した一人の少年がいた。彼の名は、ウィリアム・ウェブ・エリス。父を亡くし、経済的にも厳しい生活を送っていたエリス少年は、心が荒れていた。そんな一人のわんぱく少年が、天のお父様と出会い、周りの人々に支えられて大きく成長していく。─
同教会牧師の金子道仁さんは、「幼稚園から高校生まで、総勢約60人が演じるミュージカルは迫力満点です。笑いあり、涙ありのラグビー発祥物語を、ぜひご家族でご覧ください」と勧める。
「キッズミュージカル ラグビーものがたり」は10月12日午後2時から、大阪府東大阪市の東大阪市文化創造館小ホールで上演する。主催は花園ラグビー場ゴスペルフェスタ実行委員会。出演は光の子どもインターナショナルクリスチャンスクールの生徒たち。入場無料。問い合わせはTel06・6782・7333(ベタニヤチャーチ)。
兵庫県川西市のキセラ川西プラザ前ふれあい広場で11月9日に行われる「2019キッズ&ファミリーフェスティバル」(キッズ&ファミリーサポートミッション主催)のステージタイムでも「ラグビーものがたり」が上演される。問い合わせはTel&Fax072・720・7035、Eメールkidsfamily2011@gmail.com