水で手洗いするルワンダの人々(写真提供=ハンガーゼロ)

非営利の民間海外協力団体「ハンガーゼロ(日本国際飢餓対策機構)」は、活動地での感染リスクや食料確保などが緊急的な課題となる中で、政府のロックダウン(封鎖政策)により外出できなくなった人のための緊急食糧配布(ルワンダで実施)や、支援地での保健衛生指導を通じて実施してきた安全な飲料水と衛生施設を利用できない人を半減するための「WASHプログラム」をさらに強化、コロナ感染の影響下にある人々を支援する。
チャイルドサポーターが教育支援している支援地での新型コロナウイルス(COVID-19)対策の事例は以下の通り。
①継続的な保健衛生活動の実施により、人々がきれいな水や石鹸などを得ることができるようにしているまた地元のリーダーたちを指導し、彼らが家庭や学校での手洗いなど、救命活動を地域に推進していけるよう支援している。
②新型コロナウイルス感染拡大防止策で取られたソーシャルディスタンス(社会的距離)や検疫封鎖などによって、ぜい弱な家族の生活に多大な影響が及んでいる。自宅待機により仕事に行けないため多くの仕事を失った。収入を得られないため食料や水などの基本的な必需品を購入できなくなっている。そんな家族の収入の損失を軽減するため、現地では一部の活動地域で食料引換券や食料等の配布を行っている。
支援地はバングラデシュ、カンボジア、フィリピン、ウガンダ、ルワンダ。
現地では、子どもと家族、国際飢餓対策機構スタッフを感染から守るため、WHO(世界保健機構)やそれぞれの国の政府が出すガイドラインに従いながら活動支援を続けている。
ハンガーゼロは、新型コロナウイルス感染拡大の影響下にある人々のために「緊急救援募金」を開始。送金方法は郵便振替またはウェブサイト(URL https://www.jifh.org)からのクレジット決済で。郵便振替00170・9・68590 日本国際飢餓対策機構(記入欄に「緊急救援募金」と明記)。

ルワンダに食料支援(写真提供=ハンガーゼロ)