3か月以上の閉鎖経て教会堂での礼拝再開 「言葉で言い表せないほどの感動」 レポート・内村伸之 ミラノ賛美教会牧師

「さあ 主の家に行こう。」人々が私にそう言ったとき 私は喜んだ。(詩篇122・1)

6月7日に再開されたミラノ賛美教会の公の礼拝

Covid-19感染拡大防止のため、3月1日の日曜日に突然、会堂礼拝禁止令が発布され、3か月以上もの間閉鎖していた教会堂での礼拝が、6月7日の日曜日に再開されました。この日はミラノ賛美教会の24周年記念日でもありました。
礼拝開始前から人々が会堂に集い、入念な消毒作業を行い、当局の指導の通りに座席に間隔を開け、マスクと手袋を着用し、会堂に来られた方一人ひとりに検温を行いました。紙の週報などの配布は廃止し、すべて事前にPDFで教会メンバーに配信し、献金袋なども回さず、予め備え付けた献金箱に、それぞれが携えてきた献金を封筒に入れて捧げました。
長かったイタリアのロックダウンですが、解除後も人々の表情からは感染を警戒する緊張感が伺えます。現に、欧州内でも韓国でも、礼拝再開と共に教会がクラスター源となる事案が発生していることを皆が知っているからです。それでも、少しの緊張感の中で、皆が神の御前に集い、教会で礼拝を捧げられることが許された感動は言葉でとても言い表せないほど大きなものでした。
会堂での礼拝には、当面の間大きな制約が伴います。私たちの教会に与えられている賜物である聖歌隊による賛美、、、、、、、

2020年8月20日号掲載記事