「日本学術会議委員任命拒否に反対」明治学院大学キリスト教研究所・ 国際平和研究所有志が声明発表[修正追加]
10月1日、日本学術会議が推薦した新委員候補者105 人のうち芦名定道氏(京都大教授 ・キリスト教学)ら6 人への任命を、菅義偉首相が拒否した。この報道を受け、その理由が明らかにされなかったことなどから様々な疑問の声、撤回の署名活動などが広がっている。
日本学術会議は日本の人文・社会科学、生命科学、理学・工学の全分野を代表する機関。内閣総理大臣の所轄下にあるが、政府と独立して、重要事項の審議、学術研究の連絡を担う。
この問題を受け、明治学院大学キリスト教研究所・ 国際平和研究所有志が声明を10月3日に発表。4日までに65人が賛同した。同声明では任命拒否と、その具体的理由が明らかにされなかったことについて、「科学的・研究倫理的な検証以外の手法に則った研究成果の妥当性判断」は、日本国憲法第23 条が保障する「学問の自由」を侵害すると、問題視。6人の学者の会員への就任を認めるよう求めた。
※日本学術会議「委員」を「会員」に表記修正(明治学院大学キリスト教研究所・国際平和研究所有志10月8日修正)
声明前文↓
菅義偉首相の日本学術会議委員任命拒否に反対する明治学院大学キリスト教研究所・国際平和研究所有志の声明(10月10日賛同人追加)
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