【神学校特集】受講生拡大と協力体制整備の課題 お茶の水聖書学院教師会書記 山村諭 日本同盟基督教団茅ヶ崎同盟教会牧師

お茶の水聖書学院(OBI)は聖書をもっと学びたい、もっと教会でお役に立ちたい、クリスチャンとして成長したいと願う信徒の方々が主に学んでいます。教会教職の継続教育の場としても活用されています。御茶ノ水駅から徒歩2分という立地から、仕事帰りにも学べるというのが「売り」の一つですが、2020年度は教室でのクラスは開講できませんでした。開講したすべてのクラスはZoomを用いてのオンライン授業となりました。オンライン化の決断によって開講を見送ったクラスもあり、特に教会音楽科の聖歌隊クラスと実技レッスンは、前期後期とも開講することができませんでした。
受講生の中には普段パソコンを使用しない方やご高齢の方も多く,オンライン化により受講を断念された方々もありました。しかしこの機会にチャレンジしてみようと思われパソコンを購入し、ネット環境を整えて、オンライン授業に参加した方々もありました。またこれまで東京近郊の受講生が中心でしたが、オンライン化によって全国どこからでも受講が可能となり、受講生の輪は一気に全国に広がりました。北海道、名古屋、九州など、東京から遠く離れた地域からも受講生が与えられました。
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オンライン授業を始めた当初は、講師も受講生も不安や戸惑いがありましたが、数回クラスを経験するうちに基本的操作にも慣れ、オンラインでのクラスを楽しめるようにもなりました。とにかくZoomにつながることさえできれば、何とか授業は受けられるということを体験しながら、オンラインならではの学びの在り方になじんでいきました。
OBIでは、ほぼすべてのクラスを録画して受講生限定で配信しています。仕事の都合でクラスを欠席した時や復習のために活用されています。
夏に実施したアンケートでは、、、、、、

2021年1月3・10日号掲載記事