一昨年来、市民の言論や集会の自由が制限され、混迷の一途をたどる香港。一連の民主化運動にはキリスト者もかかわっていたが、「信教の自由」も危ぶまれる。昨年成立した「香港国家安全維持法」をきっかけに、香港の有志の牧師らは社会と信仰の関係において土台を確認する「香港2020福音宣言」を発表

この宣言を軸に、香港、日本のキリスト者、研究者の声を集めて翻訳編著した書籍『香港の民主化運動と信教の自由』が2月に教文館で刊行された。宣教協力において関係の深い香港について、日本でも有志の牧師らで祈祷会などが開かれてきた経緯もある。

同書の出版記念会が2月26日午後7時からオンラインで開催(教文館主催、キリスト新聞社後援)される。同記念会主催者らは広く参加を募る。
同集会では同書編訳者の松谷曄介氏(金城学院大学宗教主事・准教授、日基教団牧師)と寄稿者の倉田徹氏(立教大学法学部教授)が対談。香港から特別ゲストとして、同書寄稿者の邢福増(イン・フクツァン)氏(香港中文大学崇基学院神学院教授)が「変わりつつある香港のキリスト教」と題して語る。

編著者らコメント

同集会に向けて松谷氏はこう話す。「香港は東アジア宣教におけるハブともいえる重要な位置にあり、香港社会で起こっていることは東アジアや世界の将来に大きな影響を及ぼす。その香港でさまざまな苦難と向き合いながら奮闘するキリスト者の勇敢な信仰の声を、一人でも多くの日本のキリスト者と共有し、祈りを合わせたい。またそのことを通して、私たち自身が多く励まされ、日本社会においてキリスト者としてどのように歩むべきかを教えられることでしょう」

寄稿者の一人朝岡勝氏(日本同盟基督教団徳丸町キリスト教会牧師、同教団理事長)も「現在進行形の香港社会の困難な状況の中で、信仰の告白に生きようと懸命に励んでいる主にある友たちに連帯する機会として、また私たちも当事者として祈り、考える機会として、ぜひご参加いただきたい」と勧める。

申込特典として税込1,980円の同書を1,500円(送料別)で購入可。参加費無料、要申込。参加フォーム https://bit.ly/3iyjKbP もしくは問い合わせprayforhongkongjp(@)gmail.comに、必要事項(氏名/メールアドレス/所属(教会、団体など)/書籍購入希望者のみ:郵便番号/住所/電話番号/編著者によるサインの希望)を送信。

 

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