東日本大震災から10年目を迎えて 「支援の中で育んだ思いを次世代へ」 クラッシュジャパン元事務局長 岩上敬人

現在日本福音同盟総主事を務める岩上敬人さんは、10年前震災直後の5月から、キリスト教災害支援団体「クラッシュジャパン」のスタッフとして働き、2018年からの1年間は事務局長として奉仕した。教会を牧会しながらの活動だったが、そのいちばんの動機は、1995年に自ら経験した阪神淡路大震災だったと言う。「あの時は火事でしたが、東北は津波と原発。自分の中で消化できないほどの大きな被害の中で、それでも何かできないかという思いは強かったです」

(この後、自らの被災体験、いまも残る痛み、支援の中で育んだ隣り人への思いと、その継承を語ります。2021年3月7日号掲載記事