福島で10年の記憶を語る会 感謝と愛分かち合う

「東日本大震災10周年記念祈祷および震災の記憶を語る会 in 福島」(東日本大震災セレモニーin福島主催)が3月11日、郡山市のNPO法人FUKUSHIMAいのちの水を会場およびオンラインで、合計20人余りの参加を得、坪井永光さん(単立・キリスト愛の福音教会)が導いた。

聖書朗読(Ⅱ歴代誌7章13~14節、ホセア6章1~3節)をはさみ、地震が発生した午後2時46分に1分間の黙祷をし、角笛を吹き鳴らし節目を迎えた。その後、自分自身や周囲の人について振り返り、祈祷課題を挙げて祈った。震災の記憶を語る会を催し、「10年を振り返って誰にありがとうを伝えたいか」をテーマに参加者が語り合う時間もあった。

坪井さんは経緯についてこう語った。「震災翌年の3月11日は日曜日だったので、多くの教会で震災を覚えたと思う。しかしその後の3月11日は平日となり、職場や学校や道端でその時間を迎えたと思う。私たちの教会でも集まれる人だけで、その日を過ごしていたが、県内の教会に呼びかけて7周年は須賀川市のシオンの丘で、8周年はいわき市の保守バプ・福島第一聖書バプテスト教会で集会を開いた。昨年はコロナ禍でできなかったが、今年はCGNTVの番組作成にも協力してこの日に備えました」

祈りの課題として、①自分のことも、周囲の人も愛をもって受け入れ感謝することができるように、②これからの年月のために上からの啓示を得、神様のビジョンをいただき、未来を展望しながら歩めるように、③次に起こる災害に備えながら、与えられている希望を誰にでも分かち合っていけるように、が挙げられた。【高橋良知】

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