特集「憲法と聖書」日本社会における女性の在り方をめぐって

日本国憲法が施行され、女性参政権が行使されたのは戦後のことだ。女性の社会参画が進んだ面もあるが、日本社会においては、東京五輪組織委員会・森喜朗前会長の「わきまえない女」女性蔑視発言と、それを黙認するような文化や、様々な職域で男女差が見られる現状がある。聖書にも「女性がわきまえるべき」と読める箇所があり、これらの聖句に基づいて教会内で女性が遇されてきた歴史が、あったことは認めざるを得ない。とりわけ先述した現状の日本社会では、注意を要したい。法律、聖書の領域から、教会、社会における女性の在り方を考える。

すべての人が真に「わたしらしく」斉藤小百合(恵泉女学園大学教授)

創り手の「愛」を知り生きたい  宮葉子(文筆家)

人間の尊厳をどう考えるか  坂岡隆司(社会福祉法人 ミッションからしだね代表)

「女性は”わきまえる”べきなのか」「百万人の福音」6月号で特集