20~30代教会リーダーの「今んとこ」とこれから  個々の積み重ねが壮大な全体に AAJウェビナー

写真=ウェビナーの様子

宣教団体アジアンアクセス・ジャパン(以下AAJ)による20~30代向けウェビナー「コロナ、今んとこどうやった?」が9月10日に開催された。アンケートを踏まえて参加者に質問しながらトークが展開。グループセッションなどで自由な会話が繰り広げられた。

アンケートでは、「今んとこ」(現状)について、個人レベルでは、「変化はない」「健康になった」「すべてのことを見直す機会になった」という声がある一方、「新しいことだらけ」「教会員の衝突があった」という悩みも聞かれた。
教会、ミニストリーレベルでは、オンラインツールを活用したり、新たな伝道方法の模索、礼拝の回数を増やすなど工夫をし、新たな求道者が表れたところがあった一方、対面の活動が減り、「活気が衰えた」「考え方の違いで衝突が起きた」「深い交わりができない」という声もあった。

「どのような神様の取り扱いをうけていると思うか」という問いには、個人として、「希望を語ること」「いかに御言葉に立つか」「人との考え方の違いを認めること」「教会とは何かの問い直し」という声があり、教会、ミニストリーレベルでは、「リーダーたちの一致」「信仰の本質的部分への問い」「奉仕者の若返り」「教会活動の見直し」「伝道への種まき」などが挙げられた。

メインスピーカーの高澤健さん(アジアンアクセス・インターナショナル副総裁)は、難病を抱えながらコロナ禍に直面した不安やオンラインの苦労を話し、ヤコブ1章2節を再考した経験を話した。

また世界の教会の状況を紹介した。「最近米国を訪問した際にワクチン接種の是非や大統領の是非で教会が分裂している状況を目の当たりにした。インターネットの設備は国ごと、地方ごとに差がある。その中でもオンラインで工夫したり、家族単位や小グループで礼拝をする取り組みがある。教会とは何かという教会観の再構築が必要だ」、、、、、

(さらに高澤さんは、「断片化」と「統合」をキーワードに語ります。2021年9月26日号掲載記事