宇田進氏逝去
東京基督教大学(TCU)名誉教授の宇田進氏が、12月3日88歳で亡くなった。同大学がホームページ上で報じた。
1933年2月18日生まれ。56年に日本基督神学校を卒業後、東京基督神学校と日本クリスチャン・カレッヂ講師。カベナント大学、カベナント神学校、ユニオン神学校、ウェストミンスター神学校を卒業・修了。神学博士(Th.D.)。10年間の留学期間を経て、TCU前身の東京基督教短期大学に再び就任。以来、40年以上教鞭を執り、伝道者の訓育にあたった。また、共立基督教研究所の初代所長、ローザンヌ世界伝道会議(1974年)および第1回日本伝道会議(同年)でプレナリー・スピーカーを務めた。日本長老教会久我山キリスト教会および西武柳沢教会の開拓期の牧会に従事した。
著書に『新聖書注解・コロサイ人への手紙』、『新聖書講解シリーズ・へブル人への手紙』、『福音主義キリスト教と福音派』、『総説 現代福音主義神学』など、翻訳書に『キリスト教救済の論理』(ジョン・マーレー)、『現代の福音的信仰 – ローザンヌ誓約』(ジョン・ストット)、『ウエストミンスター小教理Q&A107』(ポール・G.セトル)、『キリスト教神学』(ミラード・J・エリクソン、監修)など。