写真=近所の家を回ってクリスマスの喜びを届けた

 

関西聖書学院(KBI=奈良県生駒市)の学生たちが12月2日、学院の近所の家々をめぐってキャロリングを行った。学院のある地域は門前町の名の通り、昔から宝山寺の参拝客でにぎわった所。近所の旅館やレストランにもクリスマスの喜びを届けた。
KBIは普段から地域の人々と交流がある。舎監の富浦信幸さんは自治会に入って交流の輪を広げている上に、富浦家の6人の子どもたちの友人がいつも出入りしているというから、学院の周囲はいつもにぎやかだ。【藤原とみこ】
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写真=イノシシをほふるのを見守る学生。さばいているのは富浦氏

学院の評判を高めているのがイノシシ退治だ。生駒山の中腹に位置するため、地域の人々は畑や庭を荒らすイノシシに困っていた。学院も例外ではなく、校舎の周囲を掘り返されて穴だらけ。そこに登場したのが、わな猟の免許を持った学生だ。立派なわなを仕掛けて、イノシシを追い込んだ。

学院は人材豊富だ。「ワイルドライフが大好きで“蛇を素手でつかめる”富浦先生が率先して、捕まえたイノシシを猟友会に仕留めてもらってさばき、イタリア料理のシェフだった学生がシチューやカレーにして、何度もおいしくいただいた」と言う。

髙橋めぐみ学院長は「命がほふられるということを、学生たちはイノシシを通して実体験しています。こんなに大変なことなのか!

って。自治会では、学生のわな猟免許の更新をサポートしてくださるほど、頼りにされています」と、地域との信頼関係を喜んでいる。

クリスチャン新聞web版掲載記事)