ロシアがウクライナに軍事侵攻した2月25日、クリスチャン有志による「ウクライナのための祈祷会」が、オンラインで開かれた。呼びかけ人は朝岡勝氏(同盟基督・徳丸町キリスト教会牧師、東京基督教大学理事長)。当日は緊急の呼びかけにも関わらず、85人ほどが参加し、ウクライナのために祈りを合わせた。

最初に朝岡氏は「彼らはその剣を鋤に、槍を鎌に打ち直す。国は国に向かって剣を上げず、もう戦うことを学ばない。ヤコブの家よ、さあ、私たちも主の光のうちを歩もう」(イザヤ書2・4、5)を朗読。①ロシアが軍事侵攻を即時停止し、撤退するように。②ウクライナの人々のいのちが守られるように。③各国のリーダーがそれぞれの思惑を超えて働けるように、などの祈りの課題を覚え、祈った。

また、川瀬弓弦牧師(日本基督改革派ハンガリー派遣宣教師)と、ウクライナで生まれ育ったハンガリー人のエマ夫人の祈りの課題を紹介。川瀬夫妻は「友人や知人が避難しようとしても国境が大混乱を起こし逃げられない状態。戦争が長引けば、それだけ多くの人が犠牲になる。また、ロシア人自身、こんな結果を望んでいたとは思えない。ロシア人とウクライナ人は兄弟のような関係だ。ぜひロシアのためにも祈ってほしい」と祈りを要請した。(詳細は本紙で)