大いに喜んで―ヨハネの手紙第二、第三講解説教』(朝岡勝著、教文館、千980円税込、B6判)は、著者が牧会した教会での最後の数か月に語った、連続講解説教集。説教原稿でなく録音の文字起こしを基とすることで、コロナ禍という教会のかたちの危機の中で語られた説教が、生き生きと鮮度をもって読者に迫る。教会を愛し、「直接話したい」と書き送ったヨハネのことばが、説教の今日的課題についての著者の深い思索を裏打ちする。


恋愛で成長する人、傷つく人―愛を育てる「境界線」―』(ヘンリー・クラウド、ジョン・タウンゼント共著、中村佐知、結城絵美子共訳、いのちのことば社、2千530円税込、四六判)は、臨床心理学者による独身者向けセミナーから生まれた。「境界線」という単語は一見、交際は罪、罪からは最大限の距離を取る…といった〝クリスチャン的〟な貞淑の勧めを想起させるが、その実「聖なる方法で交際」するためのガイドラインだ。霊的に自立し、人間関係で自律し、神の祝福を最良の形で受け取るため、全年齢の独身者が学ぶにふさわしい。


おはよう!神さま 365日の子どもディボーション』(マックス・ルケード著、中嶋典子訳、いのちのことば社、2千970円税込、A5判)は、絵本「たいせつなきみ」の著者による、小学校中学年以上向けディボーションガイド。本文と祈りを合わせて毎日500字前後にまとめられ、挿し絵もキュート。「恵みのうちに成長しよう」を全体のテーマとし、子どもの目に映る日常から、みことばに学ぶ。聖書のエッセンスを凝縮した通読表も収録。


Let’s be Friends. 神とつながる366日』(hi-b.a.著、いのちのことば社、千430円税込、A6判)は、hi-b.a.(高校生聖書伝道協会)のスタッフ8人による共著。勉強と進路、自尊心と劣等感、スマホとSNS、友情と恋、青春とコロナ。今日の高校生が吐き出す〝リアル〟を、体を張って受け止めてきたメッセンジャーだからこそ、語る視点と心に届く言葉を持っている。1~2節に厳選した聖書箇所と、350字前後のメッセージが1日1ページに集約され3分で読める。通学中にふさわしいこの本は、スマホと同じサイズなのだ。

2023年04月30日号 08面掲載記事)

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