2014年から「日本に、10年間で10倍の祝福が与えられる」という10×10(テン・バイ・テン)ビジョンを掲げ、スポーツミニストリーや福祉、教育など、地域に根差した様々な活動や、被災地での災害支援活動などを行ってきたJECA・本郷台キリスト教会(池田恵賜主任牧師)は、10×10最終年の今年、24時間祈ることができる超教派でのリバイバル祈り会「いのりば」(同実行委員会主催)を、9月29日から10月5日まで、神奈川県横浜市栄区の同教会ダイヤモンドチャペルで開催する。

モデルは、ジェームズ・バラ宣教師の悔い改めから始まった、1883年の初週祈祷会。バラ宣教師は「崖っぷちにたむろする羊たちを前に、遠くで眠りこけている牧者」の夢を見、それは自分だと悟って悔い改め、祈祷会へとつながったという。

日本で最初のプロテスタント教会「日本基督公会(現・横浜海岸教会)」で開かれたその初週祈祷会には、聖霊が豊かに注がれ、参加者たちに熱い思いが与えられ、福音宣教に仕える者へと変えられていった。

同時に、その霊の炎は横浜から東京、全国各地にも広がっていった。そのリバイバルのキーワードは「祈り」「悔い改め」「一致」だった。

池田氏は「この横浜の地で、初週祈祷会が行われ、日本全国にリバイバルが広がっていった。10×10最終年に神様が示してくださったことは、初週祈祷会のような祈りの取り組みだった」と語る。今年、同教会が掲げた御言葉がイザヤ書32章15節の「しかし、ついに、いと高き所から私たちに霊が注がれ、荒野が果樹園となり、果樹園が森と見なされるようになる」だったが、偶然にも、それは日本基督公会設立の年にバラ宣教師が掲げた御言葉でもあった。

「『いのりば』は、日本のリバイバルを求めて、主の御前に共にへりくだって祈るための集い。一教会の働きではなく、日本の教会が共に主の前に出て、主の御心だけを求めます」と池田氏は話す。

期間中は、誰もが主の御前に出て、24時間祈れる場を準備。毎日、アッパールーム(自由な賛美と祈りの時間)、いのりば集会(メッセンジャーが立つ集会)、「いのりばナイト」(ゲストを迎えての特別集会)など、ある程度スケジュールを決めるが、「主の導きに柔軟に従って行うため、必ずしも予定通りにならないかもしれない」とも話す。

昨年、米ケンタッキー州のアズベリー大学で起こったリバイバルの時、同大学スタッフが取った行動に倣い、「人ではなく神様だけが崇められるよう、聖霊の自由な働きを認めつつ、霊的品位を壊す発言や行為に関しては注意などをしてコントロールする」とも語った。

「いのりばナイト」には、初日に参議院議員の金子道仁氏をゲストに招き、国政のために祈りの時を持つ。そのほか、紀衛東氏(GOOD TV JAPAN代表)が台湾のリバイバルについて、妹尾光樹氏(純福音成田教会牧師)、音楽宣教師の久米小百合氏が芸能界に対する祈りの必要性について語る予定だ。

「まずは祈りと賛美と御言葉の時を持つ。そこから何が生まれてくるか分からないが、主が人の考えを超えた、圧倒的な御業をなしてくださることを期待している。特に、教団教派の壁が壊れて教会が一致することを願っている。ぜひ、この祈りの輪にあなたも加わってください」と、参加を呼び掛けた。

「いのりば」についての問い合わせは、Eメールhongodai@church.email.ne.jp、いのりば実行委員会(本郷台キリスト教会内)まで。

 

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