アーカイブ: レビュー - ページ 105
映画「FLU 運命の36時間」――流感感染と感染防止策の極限 そのリアルな恐怖感覚
©2013 CJ E&M Corporation, All Rights Reserved 英語圏では普通の語彙なのかもしれないが、邦題の'FLU'からインフルエンザ・流感を思い浮かぶ人がどれ…
クリスマスに読むことば、聴く音楽 読書特集2
クリスマス向きの本、CDを紹介します。☆きらめくことばに出合う『ときめき詩画集 あなたがいる』星野富弘著 いのちのことば社『ひと言でいいのです』『きぼうのたね いのちの記憶』吉川直美著 奥勝實装画 …
ゆるすこと、愛すること 読書特集1
暴力、憎悪が世界や社会、家庭で繰り返され、課題になっています。「ゆるすこと」と「愛すること」についての本を集めました。〈ゆるすこと〉『ゆるしへの道―ルワンダ虐殺から射してくる、ひとすじの光』イマキュ…
映画「バックコーラスの歌姫たち」――教会の聖歌隊から巣立ったディーバたち
©2013 Project LLC センターマイクで脚光を浴びて歌うスター。スターたちの歌を支え、時にはセッションで盛り上げるバックコーラスのシンガー。だれでもステージのセンターマイクを目指して飛び込…
映画とシンポジウム:「鉄くず拾いの物語」――マイノリティから見る社会と尊厳ある人生を
左からタノヴィッチ監督、片柳真理さん、根本かおるさん。 人権週間(12月4日―10日[人権デー])を前にして、12月1日(日)にシネマート六本木で同作の試写会および「映画『鉄くず拾いの物語』をとおして…
映画「リヴ&イングマール ある愛の風景」――監督と女優の“愛と信頼”のドキュメンタリードラマ
出会ったころのイングマール・ベルイマン監督と女優リヴ・ウルマン。 (C)NORDIC STORIES 2012 「冬の光」(1963年)、「秋のソナタ」(1978年)など、人が生きる意味を映画美をと…
映画「セッションズ」――障害者の心と体と性の問題に正面から向き合う
©2012 TWENTIETH CENTURY FOX 日本では、障害者の性的欲求の問題についてはまだタブー視され、真面目には向き合えていないテーマの一つと言えるだろう。本作は、実在した重度身体障害を…
「おじいちゃんの里帰り」――家族と故郷そして移民した国との心つなぐロードムービー
©2011 – Concorde Films 50年前にトルコからドイツに出稼ぎ移民としてやってきたおじいちゃんのフセイン・イルマズ(ヴェダット・エリンチン)。なんとも穏やかで人が良さそうな風貌。だが…
映画「遥かなる勝利へ」――屈辱と悲嘆のなかで見いだした希望と愛の物語
©2011, GOLDEN EAGLE 1930年代のスターリンによる大粛清時代を舞台に描いた戦争ヒューマン・スぺクタル作品「太陽に灼かれて」(1994年作)、その続編「戦場のナージャ」(2010年作…
映画「母の身終い」――自律に徹する母親の人生 その最期の決意と希望とは
なかなか確執の解けないイヴェットとアラン母子。 ©TS Productions – Arte France Cinema – F comme Films – 2012 邦題にある「身終い」を辞書で引い…