4月16日号紙面:宿泊特集 渓谷歩きで奥多摩の春楽しむ 奥多摩バイブルシャレー
2017年04月16日号 4面
秩父多摩甲斐国立公園の中に位置し、都心から電車で約2時間と交通アクセスも良いクリスチャン施設「奥多摩バイブルシャレー」。緑に囲まれた同施設は、教会の修養会、教会学校やユース、ファミリーのキャンプ、各種キリスト教団体研修会に最適の施設で、日帰りでの集会、家族、故人の利用も可能だ。同施設について、また春の見所について、プログラムディレクターの大倉寧さんに話を聞いた。
◇ ◆ ◇
「御嶽渓谷は新緑の季節に歩きたい渓谷ベスト10に入っています」と、大倉さんは言う。近隣には各種ハイキングコース、遊歩道がある。多摩川が徒歩3分、御嶽山はケーブルカー駅まで徒歩30分(車で5分)、奥多摩湖は車で30分のところにある。「神様が造られた自然、新緑を楽しむには絶好のシーズン」だと言う。
奥多摩バイブルシャレーでは、中学生以上の主催キャンプ、アドベンチャーキャンプ、インターナショナルキャンプの中で、ゴムボートに乗って川を下っていくリバーラフティングを40年ほど行っている。シーズンは6月から年末まで。「多摩川は長瀞や四万十川に比べて流れが緩やかで初心者向きです。都心から近いので、一般では人気が高いです」
奥多摩バイブルシャレー企画としては、6月に毎年、インターナショナルキャンプを行っているが、毎年満員になるほどの盛況だという。「宣教師の子どもなど、アメリカンスクールに通っている子どもたちで、欧米よりはアジア系のほうが多い。第一言語が英語で、両親の片方が外国籍の方。小学校から中学校までずっと来ていて、高校生になるとみなhi-b.a(高校生聖書伝道協会)のインターナショナルキャンプに行く。宣教師の子どもがキャンプに来て、高校生、大学生になって奉仕者になるというサイクルができあがっています」
奥多摩バイブルシャレーは創立してから今年で57年目。初期の頃から行われ、プログラムもあまり変わっていないのが英会話キャンプとバイブルキャンプだ。
最近人気があるのが親子キャンプだと言う。「親子でキャンプ施設を使って宿泊し、少しハイキングをするというプログラムで、親子で楽しめる。もともと『父と息子』という名前でやっていて、山の中に入ってテントを張り、宿泊するというプログラムも行って来ました」
コンサートもよくやると語る。「クラシックコンサートを企画して、地域のクリスチャンでない方々に来てもらっています。妹(大倉サラ)夫妻は地元出身のアーティストなので、地域の人々が集まりやすい。最近は定期演奏会のようになってきています。クリスチャンロックバンドのサルーキ=にも来てもらっています。意外と50代の女性が多かったですね。奥多摩バイブルシャレーでの奉仕で出会った若者がスプリンクラーというグループを作って活動しています。クラシックからロックまでいろんな人を捕らえていきたいです」
奥多摩バイブルシャレーでは2007年から「Next Generation for Christ(キリストのために次世代を)」というビジョンで取り組んできた。2012年には、少人数にも対応できるように2〜4人用のおうめハウスを竣工。食事は米国家庭料理をベースにバイキングスタイルにこだわる。「若い人がたくさん召し上がっていただけるようにと考えています」
この春、親子で、家族で奥多摩の自然を楽しむのもいいのでは。
【奥多摩バイブルシャレー】〒198-0064東京・青梅市柚木町3ノ839、Tel0428・76・0931、Fax0428・76・2457 URL http://o-bc.net Shttp://facebook.com/biblechalet