4歳から14歳への関心を高める国際的な宣教運動、4/14の窓運動の第3回ナショナルカンファレンスが、今年9月8日に開催される。今年は超教派の次世代集会が活発だ。3月の4/14の窓グローバルサミット参加者に、世界の動向と日頃の働きを通して、次世代への必要を聞いた。【高橋良知】

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写真=4/14グローバルサミットで財部さん(右端)

連載第4回→全世代に関わることになる 古波津真琴さん

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 財部(たからべ)利彦さんは単立みどり野キリスト教会で伝道師として奉仕する。父親の仕事の関係で長く米国で暮らし、一家は現地でキリスト教に出合った。帰国後、小学生5年のときにみどり野キリスト教会に集い始めた。同教会はキャンプに力を入れているが、財部さんはそのキャンプで「個人的にイエス・キリストと出会った」。また献身の思いが持ち、チャーチスクール卒業後はチャーチスクールでの奉仕、訓練生の期間を経て、5年前から伝道師となった。

 グローバルサミットに参加し、「いろいろな国から様々なポジションの人が集まり、いい刺激になった。子どもや次世代を大切にする働きは、苦しい展開も多いが、世界の中で、結実を見ることができ励まされた」と語った。

 「文化の違いもあり、日本で同じようにできるかは難しいが、信仰を持つことの大切さを改めて学びました」。特に「インドやアフリカの例は強烈だった」と言う。「共通していたのは、とにかく目の前のニーズにまず応えるということ。その中で福音が解決になっていった。インドはヒンドゥー教の地盤だが、その中で、子どもたちが集っている姿を見て衝撃でした」

 同サミットでは専用アプリを通じて登壇者や関心をもった人どうしで連絡をとることができた。「食事やコーヒーブレイクの時間も設けられ、様々な人たちと話すことができた。宿泊先でも様々な国の人たちと交わるり、同じ世代とも出会えた。ここで得た確信やたくさんのリソースを教会に持ち帰り、少しずつ生かしています」

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 現在、みどり野キリスト教会では牧師が5人、伝道師が9人、ほかに訓練生が数人いる。それぞれミニストリーを担当しつつ協力している。財部さんは平日のチャーチスクールの教員、教会の小学校高学年、大学生、20〜30代歳の世代を担当する。

 チャーチスクールでは英語、体育を受け持つ。「体育では心と体がともに強くなっていくことを大切にしていく。スポーツで限界に挑戦することはほかの分野にも共通していく。英語では、すぐに答えを出そうとするのではなく、まずじっくり考えてもらうことを大事にしています」

 大学生に向けては、「地の塩として、しっかり勉強して証しすること」を勧める。「酒だ、タバコだという世界の中で価値観のギャップもあると思う。カウンセリングも大切にしている。就活中の学生には、『どのような仕事でもいいから、クリスチャンのアイデンティティーを大事にして世の光となるように』と励ましています」

 20〜30代に向けて「社会で活躍し始めるこの世代のうちに聖書の価値観を生きられるようになることが大きな課題。この世代が立ち上がれば、大きな影響を与えると思う。この世代が増えてほしい」と期待する。

 学生たちも自ら教会でイベントを企画して友達を招いている。「キッズミニストリーに奉仕する子も多く、次世代に仕える訓練になっている。教会全体で次世代が次世代を生むように、皆で仕えようというスピリットを共有しています」

 同教会では横浜市、町田市、長野市(キャンプ場)にチャペルがある。「さらに教会が開拓され、次の働き人が働く場が与えられるよう祈っています」。開拓への志も持ちながら働きを進めている。(つづく)

連載第6回→まず一歩踏み出してみて 宇賀飛翔さん

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