『生きづらさを抱える若者たちと　共に暮らし共に生きる若者支援のリアル』（小林献著、Ｋ２インターナショナルグループ編、いのちのことば社、千620円税込　Ｂ６判）は共同生活を核に若者の自立支援を多方面の事業で展開するＫ２について、牧師の視点で紹介。「排除しない」「自分が自分であっていい」「恩送り」というＫ２の姿勢が実例とともに生き生きと紹介される。後半ではその理念を聖書的に考察していく。


22歳のパンクロッカーとの出会いと死別が牧師の人生を変えた。さらにその証は、青年伝道誌に掲載、書籍になり、大きな反響を呼んだ。『無菌室のボーカル』（地濃誠治著、千80円税込、ヨベル、四六判）では「証」までの著者の半生と「証」後30年以上の牧会生活を総括する。著者は引退目前に「証」の教会に再就任した。

キリスト教学校では、初めて聖書に触れる学生に様々な工夫をしている。東北学院でチャペル奉仕に尽力する著者の説教集『チャンスをつかみとれ！人生を変える14の物語』（大澤史伸著、日本地域社会研究所、千350円税込、四六判）ではモデルのローラ、サッカーの本田圭佑選手など、学生を引きつける著名人の人生を導入にして、聖書のテーマに。聖書を明解なポイントで読み解き、クリスチャンの生き方を紹介する。　　

　金城学院高等学校宗教主事による『SMILEFULL DAYSⅡ　すべてを、今日につなげてゆくための12の物語』（沖崎学著、いのちのことば社フォレストブックス、千404円税込、Ｂ６変）では毎頁短い詩のような形式で、愛、存在の意味、自由、希望、試練、信頼、感謝のテーマをやさしく語りかけるように伝える。

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