新学期、新社会人の季節だ。現役高校宗教主事による人気シリーズの3作目、『SMILEFULL DAYSⅢ今日を、せいいっぱい生きるための12の物語(沖崎学、いのちのことば社、千430円税込、B6変)では、イエスのストーリーを、高校生に届く言葉で語り直し、読み手の「Myストーリー」へとつなげていく。毎ページ見開きにタイトルとメッセージがある。

 圧倒的な「ニーズの存在」「モデルの欠如」「リソース不足」。20〜30代の働くクリスチャンの課題を、元銀行マンで牧師の著者は、痛感し、本書をまとめた。『仕事と聖書: 元銀行マン牧師の社会に影響を与える1%のクリスチャンになる方法(飯田結樹著、ガーデン出版、千540円税込、四六判)は、ビジネスで鍛えたであろうプレゼンのスキルもさることながら、聖書の釈義、講解が基盤だ。失敗も含めた自身の体験と成長のプロセスをありのまま伝える。

 聖書の価値観をいかに現実の生き方にし、神の国を拡大するか、職場で起こりうる例も挙げて励ます。

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