クリスチャン新聞創刊50周年記念礼拝で吉持氏 福音派諸教会の目、耳、口

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記念礼拝では、吉持章氏(宗教法人スウェーデン同盟キリスト教団理事長)がハバクク2章1〜3節から「クリチャン新聞創刊50周年に感謝して」と題して説教。「クリスチャン新聞は神の家族共有の井戸」だと語る。「50年前、静岡県の浜松中央教会にいた私は井の中の蛙だったが、そこで初めて新聞を手に取った。以来、私の目、耳となり、私の口の代弁者として存在している。過去50年の日本の福音派諸教会の歩みの記録であり、時の声だった」

特に、①羊を惑わす異端の狼から日本の教会を守る檻、②福音的大衆伝道の招集ラッパ、③天災、人災、戦争、宗教的迫害など、国内と諸外国の出来事を発信し、私たちを祈りの友として巻き込む、④日本の諸教会を結ぶ交わりの血管、命綱の役割などを果たしてしてくれた点を挙げ、「クリスチャン新聞こそ福音派諸教会の目、耳、口。昨今の急激な活字離れで厳しい環境にあると思うが、関係者は誇りと使命感を新たにして、力強く働きを推し進めていただきたい」と励ました。

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続いて多胡元喜(いのちのことば社名誉会長)、村上宣道(お茶の水クリスチャン・センター理事長)、池田博(JECA・本郷台キリスト教会名誉牧師)、岩本信一(いのちのことば社社長)の各氏が挨拶した。

自身もクリスチャン新聞の働きを約25年間してきた多胡氏は、①私たちの働きは、すべてのクリスチャンに豊かな命を与えます、②私たちの働きは未来に一人の宣教師、神の人を育てます、③私たちの働きは日本の教会にリバイバルをもたらします、と唱和していたことがいちばん印象に残っているとし、「このスピリットは今も受け継がれている」と話した。

村上氏は、新聞が果たすべき役割は①情報の提供、②歴史の記録、③啓発だとし、「日本の教会にもしクリスチャン新聞がなかったら、どうだったかと思う。神様が日本の教会に与えてくださった、なくてはならないツールとして、みんなでバックアップしていく自覚を持つべきではと、50周年を機に訴えたい」と語った。

池田氏は「今は本離れ、活字離れの時代。だが、文字はなくなることはないし、なくなってはならない。その使命はどんなに大きいことか。地域教会、また世界に向けて大いに用いられるようにと願ってやまない」と語った。
岩本氏は、「今、私どもが心配しているのは、日本の社会の右傾化。その中で、教会の声を世に発信する役割のあるクリスチャン新聞は、どのような姿勢で臨むのか緊張感を感じている」と心境を語った。
記念礼拝の後、「クリスチャンメディアに今求められるもの」と題して記念シンポジウムが開かれた。(10月22日号で詳細)

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クリスチャン新聞は、1967年5月にそれまで月刊で発行されていた『福音ジャーナル』を母体に創刊し、日曜礼拝を中心とするクリスチャンの生活サイクルに合わせ、同年11月からは週刊で発行してきました。

50周年を迎えた2017年には、4回の特集、2回の記念集会を実施しました。改めてこの50余年の報道の歴史を通して、戦後の諸教会の宣教の一端をご覧いただければ幸いです。

※毎週火曜、土曜に本オンラインで掲載します

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